立体動態波の仕組みや施術効果について
立体動態波はけがの改善や慢性的な痛みの改善に効果的な最新の医療機器です。
また、立体動態波にはいくつかの施術モードが搭載され、症状に応じてそれらのモードを使い分けることでより高い効果を出すことができます。
ここでは、立体動態波の仕組みや施術効果、改善が期待される症状についてご紹介していきます。
立体動態波の仕組みや特徴について
立体動態波はケガの施術や慢性痛の改善を目的として使用されます。
しかし、なかには立体動態波を使用したことがなく、どのような施術を行うかわからず不安だという方もいるのではないでしょうか。
そこで、ここでは立体動態波の仕組み施術目的についてご紹介していきます。
立体動態波について
立体動態波は電気療法の一種であり、従来の低周波療法などと比較しても痛みの改善や傷の回復に、より高い効果を発揮すると考えられています。
●立体動態波とは
三次元空間にそれぞれが異なった方向に流れる3つの周波により中周波が重なり合い、その結果生じる動態干渉波によって生み出される電流のことを立体動態波と呼びます。
立体動態波による施術は従来では届きにくかった深部への刺激を可能とし、トレーニング効果や鎮痛効果などさまざまな効果が見込めます。
●立体動態波を使用する目的
ケガの改善や慢性的な痛みの改善に立体動態波を使用することで、より深部の筋肉や軟部組織に刺激を与えることができます。
そのため、これまで手技療法ではアプローチが困難であった筋肉の深部に施術を行うことで、より早期に症状を改善することが期待できます。
●立体動態波の必要性
ケガの損傷部位を改善するためには表面に現れている症状を取り除くだけでなく、実際に損傷した筋肉や靱帯など軟部組織の傷を修復することが大切です。
傷が改善していないとケガを再発するリスクがあるため、その根本部分の改善を目的として使用されます。
また、筋力の低下やもともと筋力が弱い部位にアプローチすることで、負担をかけることなく筋力アップも図れます。
筋力があまりない高齢者や運動が苦手な方でも、体質の改善が目指せます。
このように、立体動態波を使用することで痛みの根本から改善を図るだけでなく、どなたでも痛みの出づらい身体づくりを目指せます。
立体動態波の施術内容について
伊藤超短波『ES-5000』では立体動態波をはじめとするさまざまなモードを使用することで、次のような施術を行うことが可能です。
立体動態波モード
3対の異なる高い周波数の電流が生体内で干渉し、立体的で複雑な電流のうねりを発生させます。
6点の電極から流れる電流が3次元的に干渉することで、身体の深部にある筋肉や神経にも刺激を与えるといった特徴があります。
また、搬送周波数をスウィープさせることで、表層から深層まで広範囲にわたって施術を行うことができます。
専用のカップで吸引して電気を流す際、電気の端子は1つのカップに対し3つあり、1つの部位に対し最大4つまでつけることが可能であるため、12箇所から電気刺激を与えることができます。
ハイボルテージモード
単相性のツインピークパルス波形を用いることで、150V以上の高電圧による施術を行えます。
きわめて短い時間に連続した出力を行うことで皮膚の抵抗を抑え、電気刺激をより深部まで到達させることが期待できます。
主に急性期の疼痛緩和や関節の可動域改善を目的として使用されています。
マイクロカレントモード
身体の組織を修復する際に使用される生体電流と同様の周波数の微弱な電流を流すことで、傷ついた損傷組織の修復を早め改善を促す効果が期待できます。
マイクロカレントでは一般的に1mAを超えない程のきわめて弱い電流であるため、ほとんど刺激を感じることはないといわれています。
また、神経や筋肉を興奮させないため、筋肉痛の軽減も見込めます。
他にも頭痛の軽減、可動域の改善など幅広く使用することができます。
EMSモード
筋収縮を目的とした電気療法であり、自分の意志とは関係なく不随意的に筋収縮を起こすことで、筋委縮や筋力低下におけるトレーニングや筋力アップを目的として使用されます。
高齢者や運動を自ら行えない方でも、寝ているだけで筋肉を刺激することができます。
そのため、主にケガによって低下した筋肉の再教育、高齢者の健康維持、ダイエットや美容目的などさまざまな場面で使用されることが多い電気施術です。
また、3DEMSモードでは通常のEMSモードがさらに高機能となり、立体的な電気刺激によって複雑な筋収縮ができることで、より深部の筋肉に刺激を与えることが可能とされています。
これにより、ぎっくり腰などの予防にも効果的とされる大腰筋など深部にあるインナーマッスルを刺激することが期待できます。
慢性的な症状にも効果的
立体動態波をはじめとするこれらの電気療法はマッサージ効果が高いため、慢性的な腰痛や肩こりといった症状の改善にも期待がもてます。
また、患者様お一人おひとりの症状に合わせて最適な施術モードを選択することで、より短期間で症状の改善が可能とされています。
立体動態波の施術効果について
立体動態波を行うことで、次のような効果を期待できます。
痛みの緩和
立体動態波によって、これまでアプローチできなかった深部の組織にも電気刺激を与えられます。
そのため、ケガなどの急性症状についても、より早期に痛みの緩和・改善が期待され、回復までの期間を短縮する効果も見込めます。
筋力低下・可動域制限の改善
立体動態波による筋肉の緊張緩和とあわせて、EMSトレーニングなどで深部の弱った筋肉・普段使われていない筋肉を刺激することにより、筋力低下を防ぐことが期待できます。
また、四十肩・五十肩といった関節可動域が低下したような症状でも、筋肉や関節などの軟部組織を刺激することで緊張を緩和し、可動域の改善を図ります。
慢性症状の改善
頭痛や肩こりといった慢性症状に苦しむ方は多くいらっしゃいますが、それらの症状に対しても立体動態波は効果を発揮し、症状の改善が見込めます。
慢性的な症状は、深部の筋肉の緊張や血流不足が原因となっていることが多いため、そのような深部組織に十分な刺激を与えることで症状の改善が期待できます。
そのため、さまざまな症状にお悩みの方におすすめの施術です。
立体動態波によって改善が期待される症状について
立体動態波を行うことで、次のような症状の改善が期待できるといわれています。
肩関節の症状の改善
肩関節に多い症状として、四十肩・五十肩やインピンジメント症候群といった症状があります。
このような症状に対して立体動態波を行うことで、深部の筋肉や関節包の緊張を緩和し、肩の関節可動域の改善が期待できます。
腰の症状の改善
慢性的な腰痛だけでなく、急性のぎっくり腰や腰痛にともなう坐骨神経痛などの症状の改善にも立体動態波は効果的です。
腰の症状は、深部の筋肉が原因となっていることが多いため、なかなか手技療法やこれまでの電気療法では患部までアプローチすることが難しいと言われてきました。
しかし、立体動態波であれば深部まで電気刺激を与えることができます。
痛みの原因となっている筋肉の深部へのアプローチによって緊張を緩和に導きます。
呼吸の改善
体幹部分のインナーマッスルの筋力が低下すると、呼吸がしづらくなるといった症状が現れることがあります。
しかし、立体動態波やEMSトレーニングを行うことでインナーマッスルに刺激を加えることで、インナーマッスルを正しく使え、呼吸を楽に行いやすくなります。
また、姿勢が悪いことでも呼吸に悪影響はあるとされ、インナーマッスルが使えることで姿勢を保持する力も身につくため、併せて症状の改善も見込めます。
骨盤位の改善
骨盤は姿勢によって前傾・後傾し、前傾しすぎていても後傾しすぎていても身体にとってはよくないとされています。
骨盤の傾き具合によって腰痛や肩こりだけでなく、股関節や膝の症状があらわれるなど、骨盤位は身体にとって重要な要素といわれています。
立体動態波を行うことで深部の筋肉の緊張が緩和し、骨盤にかかる負担が軽減され痛みが起こるリスクも下がります。
また、EMSによってインナーマッスルや下半身の筋肉を鍛えると骨盤位が安定し、痛みの予防にも繋がります。
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